ふすまの張替えDIY
ふすまの張替えDIY
ふすまの張替えについて、ボクが実践して失敗したことも含めてまとめます。
ふすまの張替えに必要な道具
・ふすま紙
・マスキングテープ
・茶チリ ふすま下貼り紙
・はり道具
・カッターナイフ
・ヘラ
・おさえハケ
・圧着ローラー
・カット定規
・引きて釘打ち
・鋲抜き
オルファ(OLFA) 特専M型 プロ用中型カッター 145B
- メディア: Tools & Hardware
ふすま紙の種類
調べてみるとふすま紙の貼り付けタイプも色々あり迷ってしまうが、ボクは値段とのバランスが良いと思った[アサヒペン水だけで貼れるふすま紙]を使用した。
1.のりで貼り付ける
スタンダードな糊で貼り付けるタイプ
2.水でぬらして貼る
水でぬらすことで糊が溶け出すタイプ
3.シールタイプふすま紙
裏紙を剥がすとシールになっておりそのまま貼り付けるタイプ
4.アイロン貼りふすま紙
アイロンでのりをとかして貼り付ける
自分が使いやすいと思ったふすま紙を使用すると良いと思います。
1.ふすまの種類
大きく分けてふすまには「本ふすま」と「戸ふすま」があります。
・本ふすまは、木組みのフレームが付いているので、まずはフレームを取り外す作業が必要になります。
・戸ふすまは、板にそのままふすま紙が貼られています。ですから紙の貼り付けは簡単にできますがフレームが無い分、縁の仕上がりで見た目の美しさが左右されます。
2.戸ふすまの張替え
1.準備
・DIYで張り替える場合、そのまま既存のふすま紙の上から貼り付けるか、古いふすま紙を剥がして張り替えるか選択します。
・上から貼り付ける場合は、古いふすま紙の色によって柄が透けないように茶チリ ふすま下貼り紙を貼る必要があります。
・敗れている部分も茶チリ ふすま下貼り紙で補修するとよいでしょう。
・ふすまの縁を養生します。
僕自身は白いふすま紙でクリーンな印象にしたかったので、古いふすま紙を剥がしました。ここではスクレーパーが役に立ちました。
2.引手を外し、古いふすま紙を剥がす
・引手は釘で止まっているので、引手の周りを養生テープで処理し傷がつかないように配慮すると良いと思います。
・引手の周りから鋲抜き、もしくはオルファOLFA220Bハイパースクレーパーを差し込んで加減しながら力を加えていくと刺さっている釘の頭が抜けてきます。
・古いふすま紙を湿らせてスクレーパーで剥がしていきました。下地の板を傷つけないように注意する必要があります。
3.新しいふすま紙を貼り付け(水でぬらして貼るタイプ)
・二人で作業してください。
・事前に新しいふすま紙を伸ばしてクセを取っておくと良いです。
・新しいふすま紙をふすまに合わせます。ふすま紙の方が大きいはずなので、四隅がずれないように固定して、紙に余裕を持たせて折り目をつけていきます。柄がある場合は良いと思う場所に調整します。
・裏返したふすま紙の折り目の内側を満遍なくスポンジで濡らしていきます。
・中心から貼り付けしていき、刷毛(アサヒペン974 [木柄おさえハケ250㎜])を使用してさらに中心から外側へ空気を抜きながら貼り付けをしていきます。
4.ふすま紙をカットします。
・一辺ずつ縁の内側にカット定規(アサヒペン906カベ紙ステンレス製カット定規220㎜)を押し当て、よく切れるカッターで切ります。
アサヒペン カベ紙ステンレス製カット定規 220MM 906
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・途中でカッターの刃を抜いてしまうとキレイに仕上がらないので、新しい刃を使用し一度で切ってください。
5.仕上げ
・多少しわがよってしまいましたが大きなしわでなければ乾かすとキレイになります。
・一日乾かしておくと前日に残っていたシワも多少キレイになりました。
・引手を戻します
・カットで失敗してしまった縁ですがコーキングすることで補修しました。(ヤヨイ化学 ジョイントコークA 500gライトアイボリー)見栄えが良くなりました。
左側がコーキング途中 右側コーキング後
初めてコーキングしてみたのですが、はみ出した部分は後でキレイにしました。
完成後は全体を見るとパッと見れば及第点かなと思います。
3まとめ
・二人で作業した方が良い
・自分に合ったふすま紙のタイプを選択する
・ふすま紙の中心から外側に向けてしっかり空気を押し出す
・よく切れるカッターを使用して、失敗した箇所はコーキングで仕上げる
以上、参考になれば幸いです。